『全国外大連合憲章』について
全国外大連合憲章は、大学の日本語名に「外国語」ないし「外語」という言葉を含む、全国7つの国公私立大学(関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学(五十音順))の間で締結されました。
本憲章に集う7大学の協力関係については、1997年10月9日(木)、当時の東京外国語大学長故中嶋嶺雄学長の呼びかけによって開催された第1回全国外大学長会議にその端を発します。当会議は各大学間の、教育研究、大学運営等についての検討と情報交換を行う場として、現在まで引き続き開催されています。
このような実績を踏まえ、より発展的且つ具体的な連携を図るために、2013年11月29日(金)に開催された第17回全国外大学長会議において、「全国外大連合憲章」の締結について提案があり、2014年6月26日(木)に調印がなされました。
本憲章を締結した7大学、われわれ全国外大連合は「世界諸地域の言語と文化・社会に関する専門学術を教授研究し、国際社会の一員として世界に貢献しうる人材を育成すること」を共通の基本理念としています。そして、この憲章は「連合を構成する各大学がそれぞれ独立を保ちながら、21世紀グローバル社会にふさわしい人材の育成のために、各大学に共通する基本理念の実現と各大学の豊かな個性の発展を目指して、教育研究の内容に応じてさまざまな連携を図ること」を目的としています。
今後、全国外大連合に集う7大学は、憲章に定められた5つの具体的な目標の実現のために、「学生、教員・職員及び研究者の交流」を図っていきます。これらの目標は以下のとおりです。
① 教育交流を促し、教育水準の向上を図ること。
② 留学生の受け入れと派遣を促進し、共同して国際交流の進展に努めること。
③ 共同研究プロジェクトなどの研究交流を通じ、研究活動の活性化を図ること。
④ 日本語・日本文化を海外に発信する教育研究体制の整備を目指すこと。
⑤ 学術資料・出版物及び情報等の利用を促進すること。
そして、これらの協力関係の推進を通じて、各大学の教育研究の水準をいっそう向上させ、全国外大連合として社会的・国際的な貢献を果たしていくことを目指します。